Vixen(ビクセン) 鏡筒 FL55SS+レデューサーHD K-astecバンドセット
フルサイズ全面にわたって圧倒的な周辺光量!高度な「フラット補正」が無くとも画像強調処理が行える常識はずれな凄いヤツ
”カメラレンズ以上、望遠鏡未満”の「焦点距離237mm」をF4.3の明るさで実現する、FL55SS鏡筒とレデューサーHDキットのセットに、高剛性なカメラマウント・直焦ワイド60DXと、光軸を保持し星像改善に寄与するK-ASTEC製鏡筒バンドを組み合わせたお買い得な特価品です。このFL55SS+レデューサーHDの凄いところは、周辺光量の豊富さです。フルサイズ周辺に相当する44mmφ周辺端での光量はフラットナー焦点で96%、レデューサー焦点で86%もの豊富さです。一般的に周辺光量を中心部の60%以上確保できている良像範囲のことを「イメージサークル」と定義することからも、この周辺光量の凄さがわかります。強い画像処理(強調処理)を行うためには下準備としてシビアなフラット補正が必要ですが、ビクセンFL55SSであれば、おおらかな下準備でも十分に画像処理を行うことが可能です。
せっかくの満天の星空の下で、フラットフレームの取得に時間を浪費して神経をすり減らす苦労を経験したビクセン開発陣が、夜空のあらゆる領域を、大好きな構図で思い存分切りとって、たくさん天体写真を楽しんで頂きたい。との思いで送り出した製品です。決して安価な製品ではありませんが、天体写真を楽しみながら上達するためのとても有効な投資になります。
アリガタ規格は2パターンをご用意
赤道儀との脱着は、お好みに合わせてアルカスイス式とビクセンアリガタ式の2通りをご選択いただけます。
アルカスイス式 取付例 | ビクセンアリガタ式 取付例 |
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※写真はFS-60CB鏡筒での装着例です |
★セット内容
-アルカスイスプレート仕様- |
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FL55SS鏡筒 |
レデューサーHDキット for FL55SS |
直焦ワイド60DX EOS/Nikon |
K-ASTEC TB80/65AS 鏡筒バンド |
K-ASTEC DP38-190 |
-ビクセンアリガタ仕様- |
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FL55SS鏡筒 |
レデューサーHDキット for FL55SS |
直焦ワイド60DX EOS/Nikon |
K-ASTEC TB80/65AS 鏡筒バンド |
K-ASTEC TP40-190AS |
KYOEI 汎用アリミゾプレートDX(黒) |
M8x12mm胴細 x2本 |
主な特長
- フローライトレンズ
色収差の少ないフローライト(蛍石)レンズを採用、色にじみを抑えたシャープな像を結びます。 - ビクセン規格アリミゾ、カメラ三脚ネジ装備
スライドバーMを搭載。APシリーズ、SXシリーズなどビクセン規格アリミゾを持つ架台にそのまま搭載できます。1/4インチ、3/8インチのネジを装備。市販カメラ三脚への搭載に対応しています。 - ファインダー(別売)に対応
アリミゾ式ファインダー台座(別売)に対応するネジを装備。別売ファインダー(ファインダー脚)に対応します。
■星像評価写真 | |
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![]() ▲クリックで拡大 光学系: FL55SS(直焦点) カメラ: キヤノンEOS 6D HKIR改造機(ISO1600) フィルター: なし 露出時間: 2分×3枚(総露出時間6分) 架台: SXD2(SB10アドバンスユニットによるビデオガイド) 撮影日:2018年6月12日 画像処理: ステライメージ7 ベイヤー展開 ダーク処理/ホット・クールピクセル除去 ベイヤー・RGB変換 加算平均コンポジット(σクリッピングあり) レベル調整,トーンカーブ調整 オートストレッチ 4×4ソフトビニング(全体画像のみ) トーンカーブ調整で背景レベル合わせ(拡大画像のみ) ※フラット補正,かぶり/周辺減光補正は行わず |
![]() ▲クリックで拡大 光学系: FL55SS(FF焦点) カメラ: キヤノンEOS 6D HKIR改造機(ISO1600) フィルター: なし 露出時間: 2分×3枚(総露出時間6分) 架台: SXD2(SB10アドバンスユニットによるビデオガイド) 撮影日:2018年6月12日 画像処理: ステライメージ7 ベイヤー展開 ダーク処理/ホット・クールピクセル除去 ベイヤー・RGB変換 加算平均コンポジット(σクリッピングあり) レベル調整,トーンカーブ調整 オートストレッチ 4×4ソフトビニング(全体画像のみ) トーンカーブ調整で背景レベル合わせ(拡大画像のみ) ※フラット補正,かぶり/周辺減光補正は行わず |
■周辺減光比較 | |
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FL55SS + FLフラットナーHD![]() |
FL55SS + FLレデューサーHD![]() |
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カメラ: ペンタックスK-1 カメラマウントは直焦ワイドアダプター60DX PENTAX-K用(試作品)を使用. 画像処理:ステライメージ7 RAW現像(モノクロ) → ホット/クールピクセル除去 → 加算平均コンポジット(12枚) → 4×4ソフトビニング → 最大値で規格化 → 同じトーンカーブで強調処理 ※画像上の数値は,画面中心部の光量を100としたときのAPS-C(23.5mm×15.7mm),35mm判(36mm×24mm)の四隅での光量. 35mm判の最周辺部ではマウントによるケラレの影響が見られるが,ミラーボックスによるケラレは見られない.EOS 6Dで見られたカメラ起因とみられる分布の 歪みもないため,非常に素直なフラットフィールドパターンが得られている. |
■作例
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撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒、フラットナーHDキット、SXP赤道儀 使用カメラ:Astro6D 露出時間:300秒×16コマ 撮影条件:RAWモード、ISO3200、M-genにて追尾撮影 |
撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒、フラットナーHDキット、SWAT-350 V-spec 使用カメラ:Astro6D 露出時間:180秒露光×16枚 撮影条件:SWAT-350 V-specにてノータッチ追尾 |
![]() 大きい写真はコチラ |
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撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒、フラットナーHDキット、SXP赤道儀、M-genにてオートガイド追尾 使用カメラ:Astro6D 撮影条件:300秒×6枚、ISO3200 |
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撮影:吉田隆行氏 |
対物主鏡有効径 | 55mm / フローライトアポクロマート / マルチコーティング | 焦点距離(口径比F) | 303mm(F5.5) |
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分解能・極限等級 | 2.11秒・10.5等 | 集光力 | 肉眼の62倍 |
サイズ・重さ | 長さ282mm(延長チューブ無) 外径80mm 1.5kg | ファインダー | アリミゾ式台座(別売)取付可 |
パーツ取付サイズ | ネジ込み / 60mm、43mm、36.4mm差し込み / 31.7mm | 接眼レンズ(31.7mm径) | 31.7mm径接眼レンズ(別売)使用可 |
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プレート、バンド等 | スライドバーM | 写真撮影 | 拡大、直焦、コンパクトデジカメ(コリメート)撮影可 ※別途カメラアダプター等が必要 |
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太陽観察 | 太陽投影板Aセット(別売)併用にて可(適合しますが、重量バランスを完全に合わせることができません。) | 総重量 | 1.5kg(接眼レンズ別) |