【アウトレット特価品】店頭/イベント展示などで開封した製品を検品して、動作確認したものです。
※メーカーサポート終了製品の為、初期不良(返品返金)対応のみとなります。
LACERTA(ラセルタ) デジカメ・CCD:カメラ M-GEN(エムゲン)スーパーガイダー(上級者向け 高機能オートガイダー)
スタンド・アローンの常識を覆す、超高感度+超高機能。マニア垂涎の「スーパーガイダー」日本上陸!
M-GENスーパーガイダーは、ハンガリー・ブダペスト大学の人工知能開発チームの技術を応用して製品化されたスタンド・アローン(=パソコン不要)タイプのオートガイダーです。
0.02pixel単位まで解析する優れたアルゴリズムを持ち、ガイド鏡焦点距離の20~30倍の直焦点撮影に対応出来る能力を持ちます。単焦点のガイド鏡(あるいは小さなCマウントレンズ)でも高度な補正が可能なため極めてコンパクトなガイドシステムが構築できます。さらに、新しい撮影手法としてハイアマチュアの関心が高まっている「ディザリング」にも対応。よりノイズが少なく滑らかな画像が得られます。
単なるスタンド・アローンではない、超高感度+超高機能の 「M-GEN スーパーガイダー」 遂に日本上陸です。
※ M-GENは上級者向けの高機能な製品です。
初めてのオートガイドに挑戦される方には、オートガイド専用のシンプルなオートガイダーもございます。
おすすめのオートガイダー → ビクセン アドバンスユニット、タカハシ α-SGR3、セレストロン Nexguide、K-ASTEC Q5L-100GSS など。
M-GENスーパーガイダーの特長
■パソコン不要
M-GENスーパーガイダーは、赤道儀のオートガイドポートへダイレクトに接続すれば使用できる「スタンドアローンタイプ」のオートガイダーで、パソコンは必要ありません。ST-4互換ケーブルが付属していますのでビクセン、セレストロン、アイオプトロン、スカイウオッチャー、ケンコー、ユニテックなどのST-4互換オートガイドポートを備えた世界各国の多くの赤道儀ドライブに適合します。1軸ガイドに対応しておりポタ赤でも利用可能です。
※Temma2ZからST-4互換端子付きとなったタカハシ赤道儀にも適合します。旧Temma2M/Temma2ではオートガイド入力端子が独自規格のため専用ケーブル(Temma2M用/Temman2以前用)が別途必要です。
ハンドコントローラの単色発光液晶ディスプレイで表示できる情報は限られており、一見シンプルそのものですが、その中に用意されたメニューは多彩で、従来のスタンドアローンの先入観を打ち崩すものです。
(左写真はガイド中の様子。赤経・赤緯のガイド状況が刻々とモニタされています。)
■高感度
かつてスタンドアローン型のオートガイダーといえば、パソコンを必要とする本格的なオートガイダーと比べカメラ感度で劣ってしまうものが一般的でした。Sony製高感度モノクロCCDセンサー・ICX279AL-Eを搭載したM-GENはその常識を覆し、パソコンを必要とする本格的なオートガイダーと比べても遜色のない感度を実現しています。
■軽快な動作
一般のオートガイダーでは実際の撮影を開始するまでの間に、パソコンの起動・パソコンでの認識・キャリブレーション・設定作業などに時間を要しました。M-GENなら2~3分もあれば設定作業は完了し、星空の下での貴重な時間を浪費せず、ライバルに先駆けて撮影を開始することが可能です。
※右写真は操作の入り口となる 「メインメニュー (MAIN MENU) 」 画面です。 M-GENの3大機能、「デジカメコントロール(Exposure)」・「オートガイド(Guiding)」・「ディザリング(Random displace)」にアクセスできます。
■低い消費電力
M-GEN一式の最大消費電力はわずか2Wです。2Wという数値は最大で、定格ではさらにもう少し省電力です。装備軽量化を望むトレッキング写真家や、シンプルな機材でカジュアルな天体写真を楽しみたいアマチュア天文ファンにとって、電源の確保は頭の痛い問題でした。M-GENなら、もう重くて大きいバッテリーを(そしてノートパソコンも)持ち運ぶ必要はありません。
(※当社テストでも通常使用時における消費電力は0.09A程度であることが確認できました。あまりに消費電力が少ないのでカスタマイズ制作の国内主力ベンダーK-ASTEC社との協業で、M-GEN専用のUSB5V→12V昇圧アダプタもご用意しています。
USBの5V給電から12V(0.4A未満)を取り出すもので、このオプションを併用すればスマートフォンの充電用として市販されているLi-ionモバイルバッテリーを電源に利用できます。)
■高精度
ハンガリー・ブダペスト大学の人工知能開発チームの技術を応用したM-GENのオートガイド能力は、PCを使用するタイプのオートガイダーと比べ勝るとも劣りません。左図は前半をM-GEN、後半をPHD Guiding(QHY5L-IIM)でガイドしたものです。(PHDでも実用上十分良好なガイドです。)
M-GENは赤経・赤緯それぞれ独立して詳細なパラメータ設定が可能。ハンチングを抑えたい、バックラッシュの大きい赤緯を最適化したい、などといったマニアの高度な要求にもお応えし得る多彩な設定項目を用意しています。
オプションのカメラコントロールケーブルでM-GENとデジカメを接続すればプログラム撮影が可能です。任意の撮影回数(1~999回)、インターバル秒数(0.5秒~99時間59.9秒)、ミラーアップ有無、露出時間(0.1秒~99時間59.9秒)を設定できます。たとえば10回の撮影を設定した7回目の撮影中であれば、M-GENのディスプレイには「7/10」の情報が表示され、撮影の進行状況の把握が容易です。(カメラメーカー製のタイマーリモコンにも見られない便利な機能ではないでしょうか?) またこのカメラコントロールケーブルにはマニュアル撮影を可能にするBULB露出ボタンを装備しましたので、本番撮影前のテスト撮影時などにご活用頂けます。そのBLUB露出ボタンの傍で赤いインジケータが光ります。暗闇でもボタンの位置確認が容易で、露出開始とともに消灯します。
M-GENによるデジカメのコントロールは、後述するディザリング(ランダムディスプレイス)を活用する際には必ず必要となります。
メインメニューの中に「Random Displacer」(ランダムディスプレイサー)という項目があります。これは「ディザリング」や「デザガイド」などの呼び名で最近話題となっている機能です。この機能はディープスカイ撮影での複数露出において、一回露出が終わったのちほんの少しだけ構図をずらしてから次の露出を行うもので、写真の改善に多大な貢献をします。撮影後複数の露出をスタック(コンポジット処理)する際、ソフトウエアは星をスタックしますが、カメラのホットピクセルやダークノイズはスタックされないため、平均化され目立たなくなります。その結果、ノイズのない、より滑らかな写真となり、画像処理によって、より微弱な星像まで抽出できます。ただしディザリング(ランダムディスプレイス)したならば、その動きにシンクロして露出する必要がありますので、オプションのカメラコントロールケーブルを用いた前項のカメラコントロール機能を必ず併用する必要があります。ディザリング(ランダムディスプレイス)を有効にすると、それは露出と露出の間に自動的に行われます。もし、露出プログラムを使わなければ、ディザリングは行われません。
上段はM-GENのディザリング機能を有効にして撮影した画像20枚をスタック(コンポジット処理)した画像で、下段はその20枚のうちの1枚の元画像です。劇的な変化がご覧いただけると思います。(上段のコンポジット後画像は最下部を切り出したもので、ディザリングの影響で画像の重なりきっていない部分が見られます。最終的にこれら部分をトリミングして仕上げます。)
→コンポジット処理にはステライメージ7などの画像処理ソフトをご使用ください。
お買い上げ頂ければすぐにM-GENでの「スーパーガイド」をお始め頂ける KYOEIオリジナルセット(GSSシリーズ)がおすすめ!
慣れればそれほど難しくなく、一度合わせれば次回もそのまま使えるものではありますが、M-GENのガイド星ピント合わせ作業には独特のライブビューとヒストグラム画面を使用し、ちょっとしたコツを必要とします。暗闇でのセッティングは何かと不自由なものですので、撮影の成功には確実なセッティングを簡単迅速に行えるシステムが求められます。そこでKYOEIオリジナルセットとして、M-GEN専用にフランジバックを調整した特製アダプタ・リングを使用してKowaのCマウントレンズを最適化インストールした下記「MGEN-GSSシリーズ」をご用意しました。説明書通りに組み立て、レンズの距離指標を合わせれば、既に大まかなピントは来ています。マニュアルに従いピントを追い込み、ピントロックねじを締めればOKです!
基本的な操作をサポートする日本語マニュアルを添付しました。(詳細については英語マニュアルになります。)
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■撮影データ 2016年7月3日23時02分~ 千葉県君津市 ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO800 300秒露出×5枚 ISO1600 180秒 露出×5枚 合計10枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GEN に よる1軸オートガイド 撮影:ユニテック 加曽利哲也 氏 |
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■撮影データ ・はくちょう座γ星(サドル)付近 2016年7月6日21時11分~千葉県君津市 ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4)+ アイダスHEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 180秒露出×8枚 ISO3200 90秒露出×15枚 合計23枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+ M-GEN に よる1軸オートガイド 撮影:ユニテック 加曽利哲也 氏 |
■撮影データ ・網状星雲 2016年7月6日22時43分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4)+ アイダスHEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 180秒露出×11枚コンポジット Photoshopで画像処理SWAT-350+ M-GEN に よる1軸オートガイド 撮影:ユニテック 加曽利哲也 氏 |
製品型式 | Lacerta MGEN-?Superguider |
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CCDセンサー | SonyICX279AL-E (EXViewHAD CCD™) 1/4インチサイズCCD |
有効チップサイズ/ピクセルサイズ | 3.65x2.7mm / 4.85µmx4.65µm |
有効画素数 | 752x582pixel 約44万画素 |
接続ネジ規格 | T2ネジ(M42T0.75) + 内側に31.7アイピース用フィルタねじ(M28.6)あり |
カメラ部 寸法/重量 | φ68mmx32mm / 約95g (接続ケーブル類を含まず) |
コントローラ部 寸法/重量 | 79mmx118mmx25mm / 約135g (接続ケーブル類を含まず) |
入力電圧/DCジャック形状 | 12V / 外径5.5mm内径2.1mmセンタープラスDCジャック (=タカハシ・セレストロン) |
消費電力 | 2W (最大) |
付属品 | カメラケーブル、ST4互換オートガイドケーブル、シガーライター電源ケーブル、取扱説明書(CD-ROM・英文)、クイックスタートマニュアル(日本語)、実践マニュアル(日本語)、USBケーブル(高度な利用の際に使用。英文取扱説明書を参照のこと・サポート外) |