笠井トレーディング Jscope-80L

 

笠井トレーディング Jscope-80L

価格:

78,000円 (税込 85,800円) 98,000円 (税込 107,800円)

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笠井トレーディング製品の納期について
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標準仕様の屈折用マイクロフォーカス接眼部の代わりに、
高精度&高剛性・MRP接眼部(L)を装着した特別仕様鏡筒が+¥20,000(税別)でご選択頂けます

笠井トレーディング 鏡筒 Jscope-80L

純日本製の高精度な対物レンズを搭載した8cmF15屈折鏡筒セット。

オーソドックスなフラウンフォーファー型2枚玉長焦点アクロマートレンズはハイレベルな研磨技術で製作されており、極めて高度なシャープネスと色収差の僅少な非常に鋭い見え味を示します。グロッシーホワイトフィニッシュの鏡筒やフードなど、鏡筒主要部にも精緻で丁寧な仕上げの日本製を採用。接眼部には極めて軽いタッチで繊細な合焦操作が可能な2インチ規格GS社製屈折用マイクロフォーカス接眼部を搭載。長光路アクセサリー類の使用を可能にする最大145mmのロングバックフォーカスも確保しています。軽量かつ堅牢な鏡筒バンド+L335mm標準規格アリガタ金具も標準付属。多くの市販架台にそのまま搭載可能です。

主な特長

■開発コンセプト

1970~80年代には、日本製望遠鏡が世界中の天文市場を席巻していました。しかし1990年代以降、徐々に外国製品にシェアを奪われるようになり、更に2000年代以降は中国製品の台頭も著しく、苛烈な価格競争によって、多くの日本の望遠鏡関連メーカーは、廃業、もしくは外国製OEMへの転換を余儀なくせざるを得なくなってしまいました。しかしながら、その技術力の高さによって命脈を保ち続けた稀有なメーカーもいくつか存在します。岩手県花巻市に本社を置く久保田光学がその代表例でしょう。弊社がまだ輸出専業だった1990年代初頭、同社のレンズを搭載した、同じく岩手県花巻市の大一光学の製造による8cm屈折鏡筒を輸出販売していた頃から、久保田光学製レンズのずば抜けた高性能には常々感服していました。しかし当時の鏡筒はかなり旧式で、例えば2インチ規格の接眼部品の使用を前提とした設計になっていないため、製品仕様の面で時代遅れの感が否めず、更にその後の安価な中国製品の普及や円高による価格競争力の低下などにより、弊社も同社製品の取扱を一旦終了した、という経緯があります。

時は流れ、2020年代に入ってからは様相が一変しました。原材料費や人件費の高騰、そして円安の影響も加わり、海外製品の価格は大幅に上昇しています。その一方で、品質と性能の高さに裏打ちされた日本製品への評価や希少価値は再び高まってきています。この「メイドインジャパンの復権(A revival of "Made-in-Japan")」という時代の潮流に寄与すべく、かつて深い感銘を受けた日本製の超高性能レンズを搭載した屈折鏡筒を日本国内で作ろう、という思いが、Jscope開発の端緒でした。

対物レンズはもちろん、その他の主要部品も可能な限り日本製で賄い、製造や組立も全て日本国内で行なう、というのが大前提です。接眼部を除く本体部分は、全て大一光学で製造・組立が行なわれています。唯一、接眼部だけは、2インチ対応など近年の需要を十分満たせる部品が日本製では見当たらないため、弊社のロングセラー製品で、性能・機能共に信頼がおける台湾・GS社製の屈折用マイクロフォーカス接眼部を採用し、その組込や検査調整も含め、最終組立作業は笠井トレーディング内で行なわれています。こうして完成したのがJscope-80S/80Lです。

■光学系
久保田光学の製造による4面MgF2フルコート済2枚玉分離式アクロマート8cmF7対物レンズを搭載。g線を含む波長域まで無理に補正するフォトビジュアル設計とは異なり、可視光域の主要波長のみを重点的に収差補正する眼視重点設計を採用。眼視主要波長域内での色収差・球面収差補正は非常に良好です。加えて、久保田光学の丁寧で精緻な研磨技術により、極めて高精度かつ滑らかな光学面に仕上がっており、短焦点アクロマートの常識を完全に裏切る「どシャープ」な像を示します。200倍程度の過剰倍率でも像の乱れは感じられず、特に土星や木星など、惑星面の鮮明な像をご覧になれば、誰もがきっと「これは本当に短焦点アクロマートなのか?」と驚かれることでしょう。まさしく「メイドインジャパンのプライド」を体現したような、実に秀逸な性能を誇るプレミアムな対物レンズであり、笠井があえて本製品の開発に踏み切った最大の理由も、このレンズの持つ高いポテンシャルに魅了されたからに外なりません。


■接眼部
CNC切削加工による高精度な2インチ大型接眼部(屈折用マイクロフォーカス接眼部)を採用。減速比1:10のマイクロフォーカス機構の標準装備により、非常にスムーズでバックラッシュの無い繊細な合焦タッチが得られ、シャープな短焦点対物レンズのシビアなピント位置を逃しません。ドローチューブ上部には各種計測等に便利なスケールも標準装備。付属の31.7mm変換アダプターには48mmフィルターネジ完備。2インチ&31.7mmアイピースストッパーには真鍮リング締付式を採用。フォーカスストッパーも完備しており、2インチ天頂ミラーなど重いアクセサリー等を装着した時のスリップ対策も万全です。145mmの長大なバックフォーカスと80mmのストロークにより、長いバックフォーカスを必要とする各種アクセサリー類の併用にも広く対応しています。筐体上部にはファインダー脚台座も装備しており、GS・ビクセン・SYNTA互換のファインダー脚等が装着可能です。更に接眼部全体が360゜回転可能な構造(ストッパー付)になっており、特に鏡筒が90゜回転した状態で固定される片持ちフォーク式経緯台やT型経緯台に搭載する際に便利です。

■鏡筒&対物フード
鏡筒及び対物フードはグロッシーブラックフィニッシュの軽量かつ堅牢なアルミ合金素材を採用。鏡筒内部には的確な遮光バッフル群が配置されており、更に非常に丁寧な黒色マット塗装が施されているため、迷光を効果的に遮断して像面コントラストの向上に大きく寄与しています。対物レンズセルは非常に肉厚のあるアルミ合金製。繊細な対物レンズを確実に保持できます。そして鏡筒側面には、対物レンズの光学スペックと共に、日本製であることを保証する大一光学のエンブレムが貼付されています。


■架台取付台座
鏡筒下部には大小のカメラネジ穴を3ヶ所設けた架台取付台座が装備されており、カメラ三脚やビデオ三脚にそのまま装着できるほか、各種架台用プレートやアリガタ金具等に1/4インチネジ×2を用いて固定可能です。前後の1/4インチネジ穴間隔は互換性の高い35mmを採用。弊社取扱の各種アリガタ金具をはじめ、多くの他社製市販アリガタ金具にも適合します。


■光軸

精密に加工された丈夫な鏡筒と、光軸が非常に狂いにくいセル構造を採用しており、更に光軸は弊社で1台1台正確に合わせて出荷しますので、ユーザーによる再調整の必要は全くありません。通常の使用状態において光軸が狂う心配は皆無であり、完全にメンテナンスフリーでお使い頂けます。

■総合適性

小型軽量ボディに高性能な対物レンズを搭載した本機は、様々な観測シチュエーションでの活用が可能です。写真三脚搭載による気楽なベランダ観望から、しっかりした経緯台や赤道儀に搭載しての本格的な観測まで、或いは大型望遠鏡用のサブスコ―プとしても有用でしょう。そして何より、短焦点アクロマートとは到底思えない高度なシャープネスが最大の魅力です。まずは、150~200倍程度の高倍率で惑星を見てみて下さい。数多くの望遠鏡を覗いたことのある熟練者ほど、(かつて笠井自身がそうであったように、)その鋭い像質に新鮮な驚きを感じるはずです。もちろん、2インチ大型接眼部の標準装備と十分なバックフォーカスにより、2インチ天頂ミラー+超広角2インチアイピースを用いた低倍率・広視野でのDEEP-SKY観望にも好適です。大半の部品が日本製で、かつ組立も全て日本国内で行なわれているため、特段コストパフォーマンスに優れているわけではありませんが、それでも「本物の良品」を求める方には、笠井が盤石の自身を持ってお勧めできる逸品です。

主な仕様
有効径 80mm
焦点距離 1200mm
口径比 F15
鏡筒径 83mm
鏡筒長 1180mm
鏡筒重量 2.4kg(鏡筒バンド&アリガタ金具込み3kg)
合焦機構 屈折用マイクロフォーカス接眼部
2インチデュアルスピード・クレイフォード
(1:10マイクロフォーカス機構&フォーカスストッパー付 / 31.7mm変換アダプター付)
接眼部規格 2インチ - 31.7mm
その他の機構 ファインダー脚台座付
付属品 鏡筒バンド+L335mm標準規格アリガタ金具

標準仕様の屈折用マイクロフォーカス接眼部の代わりに、
高精度&高剛性・MRP接眼部(L)を装着した特別仕様鏡筒が+¥20,000(税別)でご選択頂けます

笠井トレーディング 鏡筒 Jscope-80L

純日本製の高精度な対物レンズを搭載した8cmF15屈折鏡筒セット。

オーソドックスなフラウンフォーファー型2枚玉長焦点アクロマートレンズはハイレベルな研磨技術で製作されており、極めて高度なシャープネスと色収差の僅少な非常に鋭い見え味を示します。グロッシーホワイトフィニッシュの鏡筒やフードなど、鏡筒主要部にも精緻で丁寧な仕上げの日本製を採用。接眼部には極めて軽いタッチで繊細な合焦操作が可能な2インチ規格GS社製屈折用マイクロフォーカス接眼部を搭載。長光路アクセサリー類の使用を可能にする最大145mmのロングバックフォーカスも確保しています。軽量かつ堅牢な鏡筒バンド+L335mm標準規格アリガタ金具も標準付属。多くの市販架台にそのまま搭載可能です。

主な特長

■開発コンセプト

1970~80年代には、日本製望遠鏡が世界中の天文市場を席巻していました。しかし1990年代以降、徐々に外国製品にシェアを奪われるようになり、更に2000年代以降は中国製品の台頭も著しく、苛烈な価格競争によって、多くの日本の望遠鏡関連メーカーは、廃業、もしくは外国製OEMへの転換を余儀なくせざるを得なくなってしまいました。しかしながら、その技術力の高さによって命脈を保ち続けた稀有なメーカーもいくつか存在します。岩手県花巻市に本社を置く久保田光学がその代表例でしょう。弊社がまだ輸出専業だった1990年代初頭、同社のレンズを搭載した、同じく岩手県花巻市の大一光学の製造による8cm屈折鏡筒を輸出販売していた頃から、久保田光学製レンズのずば抜けた高性能には常々感服していました。しかし当時の鏡筒はかなり旧式で、例えば2インチ規格の接眼部品の使用を前提とした設計になっていないため、製品仕様の面で時代遅れの感が否めず、更にその後の安価な中国製品の普及や円高による価格競争力の低下などにより、弊社も同社製品の取扱を一旦終了した、という経緯があります。

時は流れ、2020年代に入ってからは様相が一変しました。原材料費や人件費の高騰、そして円安の影響も加わり、海外製品の価格は大幅に上昇しています。その一方で、品質と性能の高さに裏打ちされた日本製品への評価や希少価値は再び高まってきています。この「メイドインジャパンの復権(A revival of "Made-in-Japan")」という時代の潮流に寄与すべく、かつて深い感銘を受けた日本製の超高性能レンズを搭載した屈折鏡筒を日本国内で作ろう、という思いが、Jscope開発の端緒でした。

対物レンズはもちろん、その他の主要部品も可能な限り日本製で賄い、製造や組立も全て日本国内で行なう、というのが大前提です。接眼部を除く本体部分は、全て大一光学で製造・組立が行なわれています。唯一、接眼部だけは、2インチ対応など近年の需要を十分満たせる部品が日本製では見当たらないため、弊社のロングセラー製品で、性能・機能共に信頼がおける台湾・GS社製の屈折用マイクロフォーカス接眼部を採用し、その組込や検査調整も含め、最終組立作業は笠井トレーディング内で行なわれています。こうして完成したのがJscope-80S/80Lです。

■光学系
久保田光学の製造による4面MgF2フルコート済2枚玉分離式アクロマート8cmF7対物レンズを搭載。g線を含む波長域まで無理に補正するフォトビジュアル設計とは異なり、可視光域の主要波長のみを重点的に収差補正する眼視重点設計を採用。眼視主要波長域内での色収差・球面収差補正は非常に良好です。加えて、久保田光学の丁寧で精緻な研磨技術により、極めて高精度かつ滑らかな光学面に仕上がっており、短焦点アクロマートの常識を完全に裏切る「どシャープ」な像を示します。200倍程度の過剰倍率でも像の乱れは感じられず、特に土星や木星など、惑星面の鮮明な像をご覧になれば、誰もがきっと「これは本当に短焦点アクロマートなのか?」と驚かれることでしょう。まさしく「メイドインジャパンのプライド」を体現したような、実に秀逸な性能を誇るプレミアムな対物レンズであり、笠井があえて本製品の開発に踏み切った最大の理由も、このレンズの持つ高いポテンシャルに魅了されたからに外なりません。


■接眼部
CNC切削加工による高精度な2インチ大型接眼部(屈折用マイクロフォーカス接眼部)を採用。減速比1:10のマイクロフォーカス機構の標準装備により、非常にスムーズでバックラッシュの無い繊細な合焦タッチが得られ、シャープな短焦点対物レンズのシビアなピント位置を逃しません。ドローチューブ上部には各種計測等に便利なスケールも標準装備。付属の31.7mm変換アダプターには48mmフィルターネジ完備。2インチ&31.7mmアイピースストッパーには真鍮リング締付式を採用。フォーカスストッパーも完備しており、2インチ天頂ミラーなど重いアクセサリー等を装着した時のスリップ対策も万全です。145mmの長大なバックフォーカスと80mmのストロークにより、長いバックフォーカスを必要とする各種アクセサリー類の併用にも広く対応しています。筐体上部にはファインダー脚台座も装備しており、GS・ビクセン・SYNTA互換のファインダー脚等が装着可能です。更に接眼部全体が360゜回転可能な構造(ストッパー付)になっており、特に鏡筒が90゜回転した状態で固定される片持ちフォーク式経緯台やT型経緯台に搭載する際に便利です。

■鏡筒&対物フード
鏡筒及び対物フードはグロッシーブラックフィニッシュの軽量かつ堅牢なアルミ合金素材を採用。鏡筒内部には的確な遮光バッフル群が配置されており、更に非常に丁寧な黒色マット塗装が施されているため、迷光を効果的に遮断して像面コントラストの向上に大きく寄与しています。対物レンズセルは非常に肉厚のあるアルミ合金製。繊細な対物レンズを確実に保持できます。そして鏡筒側面には、対物レンズの光学スペックと共に、日本製であることを保証する大一光学のエンブレムが貼付されています。


■架台取付台座
鏡筒下部には大小のカメラネジ穴を3ヶ所設けた架台取付台座が装備されており、カメラ三脚やビデオ三脚にそのまま装着できるほか、各種架台用プレートやアリガタ金具等に1/4インチネジ×2を用いて固定可能です。前後の1/4インチネジ穴間隔は互換性の高い35mmを採用。弊社取扱の各種アリガタ金具をはじめ、多くの他社製市販アリガタ金具にも適合します。


■光軸

精密に加工された丈夫な鏡筒と、光軸が非常に狂いにくいセル構造を採用しており、更に光軸は弊社で1台1台正確に合わせて出荷しますので、ユーザーによる再調整の必要は全くありません。通常の使用状態において光軸が狂う心配は皆無であり、完全にメンテナンスフリーでお使い頂けます。

■総合適性

小型軽量ボディに高性能な対物レンズを搭載した本機は、様々な観測シチュエーションでの活用が可能です。写真三脚搭載による気楽なベランダ観望から、しっかりした経緯台や赤道儀に搭載しての本格的な観測まで、或いは大型望遠鏡用のサブスコ―プとしても有用でしょう。そして何より、短焦点アクロマートとは到底思えない高度なシャープネスが最大の魅力です。まずは、150~200倍程度の高倍率で惑星を見てみて下さい。数多くの望遠鏡を覗いたことのある熟練者ほど、(かつて笠井自身がそうであったように、)その鋭い像質に新鮮な驚きを感じるはずです。もちろん、2インチ大型接眼部の標準装備と十分なバックフォーカスにより、2インチ天頂ミラー+超広角2インチアイピースを用いた低倍率・広視野でのDEEP-SKY観望にも好適です。大半の部品が日本製で、かつ組立も全て日本国内で行なわれているため、特段コストパフォーマンスに優れているわけではありませんが、それでも「本物の良品」を求める方には、笠井が盤石の自身を持ってお勧めできる逸品です。

主な仕様
有効径 80mm
焦点距離 1200mm
口径比 F15
鏡筒径 83mm
鏡筒長 1180mm
鏡筒重量 2.4kg(鏡筒バンド&アリガタ金具込み3kg)
合焦機構 屈折用マイクロフォーカス接眼部
2インチデュアルスピード・クレイフォード
(1:10マイクロフォーカス機構&フォーカスストッパー付 / 31.7mm変換アダプター付)
接眼部規格 2インチ - 31.7mm
その他の機構 ファインダー脚台座付
付属品 鏡筒バンド+L335mm標準規格アリガタ金具

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