タカハシ 天頂プリズムコレクター <KA00548>

 

タカハシ 天頂プリズムコレクター <KA00548>

価格:

10,000円 (税込 11,000円)

購入数:

Takahashi(タカハシ) 天頂プリズム用補正レンズ 天頂プリズムコレクター

天頂プリズム由来の収差を補正する、天文業界初のコレクターレンズ

天頂プリズム31.7MCに取り付けるコレクターレンズ

●特許取得  天頂プリズム由来の収差を補正するメカニズム

天頂プリズムコレクターの収差補正メカニズム

天頂プリズムコレクターは天頂プリズムに由来する収差を抑える補正レンズです。
天頂プリズムに組み込まれている直角プリズムは、光がプリズム内を透過する際に、若干の色収差を発生させ像へ影響を及ぼします。上図は、プリズムを模式的に平行平面ガラスブロックとして表し、大まかな光路を強調して表したものです。プリズムへ入射した光は屈折によって収束が穏やかになるため、プリズムから出た後の焦点位置に変化を生じます。プリズムの屈折率は波長によって異なるので、波長ごとの焦点位置にズレが生じます(軸上色収差)。この影響は焦点距離が短く、入射角が大きくなるほど大きくなります。
天頂プリズムコレクターは、天頂プリズムの対物側にメニスカス型補正レンズを配置することで、プリズムで生じる軸上色収差を補正します。すべての鏡筒で効果が得られるわけではありませんが、適合する鏡筒では直視の状態と遜色のない鋭像が得られます。

今回この補正技術について、タカハシは特許を取得いたしました。詳細はこちらをご参照ください。


●天頂プリズムコレクターの効果と鏡筒との相性

天頂プリズムコレクターによる改善効果が特に大きいのは、FCT-65DやFSQ-80FCなどの色の分散を生じさせない光学設計の短焦点屈折望遠鏡です。本製品を使用することで結像性能が大幅に改善し、直視の状態とほとんど変わらない鋭像が得られます。中心収差の極めて少ないTOAやMewlonシリーズとのマッチングも良好で、鏡筒本来の高倍率眼視性能をほぼ完全に引き出せるようになります。
一方、FS-60CやFC-76Dシリーズは、色の分散を生じさせることで、眼視使用時に芯のある星像を得る光学設計を行っているため、天頂プリズム31.7MCを単独で使用した方が像は良くなります。
各鏡筒と天頂プリズムコレクターの相性については、下記の適合表をご参照ください。

天頂プリズムコレクター適合表
鏡筒効果
FS-60CB・FC-60CP・FS-60CBX×
FS-60Q×
FC-76DCU・FC-76DP×
FC-100DC・FC-100DF×
FC-100DZ
FOA-60×
FOA-60Q
FCT-65D○*
FCT-114DS・FCT-114DF
TSA-120
TOA-130NS・TOA-130NFB
TOA-150B
FSQ-80FC○*
FSQ-85ED○*
FSQ-106EDP×
Mewlon180C
Mewlon210
Mewlon250CRS
Mewlon300CRS

 ○:効果あり(*効果大 使用を強く推奨)  ×:改善効果なし

天頂プリズムコレクターによる中心収差比較

FCT-65D 天頂プリズムコレクターによる中心収差比較

FCT-65Dはカラークロス型の収差補正により焦点内外像の色付きを僅少にする設計です。この設計の場合でも直角プリズムの影響は大きく、特に焦点内外像での着色が目立つようになります。
天頂プリズムコレクターを取り付けることで色収差は大幅に減少し、大きな改善効果が得られます。

FSQ-80FC 天頂プリズムコレクターによる中心収差比較

最も効果を発揮する鏡筒がFSQ-80FCです。焦点距離が短く、一本線型の収差特性を持つこの鏡筒は直角プリズムの影響を顕著に受けます。天頂プリズム31.7MCのみを使用すると各波長は交差することなく分散してしまい、芯の無い色付きの星像となってしまうためシステムチャートでも推奨しておりませんでした。
天頂プリズムコレクターを取り付けることで結像性能が回復し、直視の状態とほとんど変わらない鋭像を捉えることが可能となりました。

FCT-114Dシリーズ 天頂プリズムコレクターによる中心収差比較

FCT-114Dシリーズは球面収差図の70%付近で交差することで色収差のバランスを取る設計をしています。天頂プリズム31.7MCのみでは、クロスポイントが40%付近まで移動し、外周部分の色収差のばらつきが大きくなります。
天頂プリズムコレクターを取り付けることで、この変動を補正し、直視の状態とほとんど変わらない状態にまで回復します。

TOA-130N 天頂プリズムコレクターによる中心収差比較

無収差の中心像を誇るTOAシリーズも直角プリズムによる色収差の分散の影響を顕著に受けます。上図の通り、天頂プリズム31.7MCのみの場合、一本線型の収差図が分散してしまっています。
天頂プリズムコレクターを使用することで、直視に近い状態まで改善し、実用上ほとんど変わらない鋭像を捉えることが可能です。

●対応する天頂プリズム31.7MC

天頂プリズムコレクターは天頂プリズム31.7MC(バレルがマット仕上げの現行仕様)の31.7mmバレル先端にねじ込んで使用します。天頂プリズム31.7MCは2025~2026年頃より順次新仕様(マット仕上げ)へ変更されています。ご注文前に、お手持ちの製品の仕様をご確認ください。
また、天頂ミラー50.8と四頭ターレットレボルバー31.7D、生産終了品の天頂プリズム31.7、天頂プリズム(中)、天頂プリズム24.5、天頂プリズム(小)、大型天頂プリズムには取り付けできませんので現行仕様の天頂プリズム31.7MCのご購入をご検討ください。

対応する天頂プリズム31.7MC



主な仕様
仕様天頂プリズムコレクター
形式1群1枚
外径×全長φ30mm×10mm(取付ネジ部分含まず)
取付ネジ規格M28.5mm P=0.6mm オス
質量10g
備考取扱説明書はケースに貼り付けられている
二次元コード、またはこちらからご覧ください

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