皆既月食はPROMINARで撮る

皆既月食はPROMINARで撮る
皆既月食が日本全国で見られます。
その「瞬間」を洗練されたPROMINARレンズで捉えましょう。
撮影日:2011年12月10日 撮影地:ミャンマー・バガン
撮影者:中西昭雄氏
撮影機材:PROMINAR500mm F5.6 FL/TX-10(500mmF5.6)+Canon EOS 20Da
撮影データ:ISO100 露出4秒
太陽、地球、そして月が一直線に並ぶとき、太陽によってできた地球の影に月が入り込んで起きるのが月食です。そして月食の中でも特に、影の中に月が全部入ると『皆既月食』となります。 皆既月食の時、月は暗く独特の赤みを帯びた色彩に変わります。皆既月食自体は街中でも見ることができますが、もし野山で眺めてみることができるなら、満天の星空をバックに赤い月がぽっかりと浮かんだ姿は、とても幻想的な光景となります。
撮影日:2011年12月10日 撮影地:ミャンマー・バガン 撮影者:中西昭雄氏
撮影機材:PROMINAR500mm F5.6 FL/TX-10(500mmF5.6)+Canon EOS 20Da
撮影データ::ISO100 露出1/250~4秒

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月は意外と小さい

普段は意識しませんが、月の見かけの大きさは意外にも小さく、指で五円玉をつまんで腕を伸ばすと、 その穴にすっぽりと収まってしまうくらいです。もしも月を画面いっぱいの大きさに写そうと思ったら、 なんと換算で2000mmもの焦点距離が必要になるのです。
トリミングで対処

ところがPROMINAR500mmF5.6FLの焦点距離は500mm、それよりもずいぶんと短いです。 でも大丈夫、APS-Cサイズのカメラを組み合わせれば換算で約750mmに、マイクロフォーサーズのカメラを組み合わせれば、約1000mmになります。少しトリミングするだけで、充分な迫力で写すことができます。

TX-17を活用

さらには、焦点距離を1.7×にすることができる別売オプションのマウントアダプターTX-17を使用すれば、 PROMINAR500mmF5.6FLの焦点距離は850mmとなります。一層大きく月を写すことができますから、 より高画質の月食写真に挑みたい方には、ぜひお勧めしたいアクセサリーです。

できれば赤道儀に載せよう

PROMINAR500mmF5.6FLで超望遠撮影をおこなうには、カメラを操作したり、風が吹いたくらいでは揺れない丈夫な三脚を使いましょう。 さらには、天体の日周運動による動きは思いのほか速くてばかにできません。そこで、できることならしっかりした赤道儀に載せて、自動的に月を追尾しながらの撮影が勧めです。皆既中の月はISO感度400でも1~2秒の露出が必要なほど暗いため、被写体ブレを防ぐのにも有効です。

ピント合わせは正確に

皆既月食に限らず、写真撮影でピント合わせはとても重要な作業のひとつ。 カメラのライブビュー機能を用い、10×以上の拡大率で正確にピントを合わせましょう。 PROMINAR500mmF5.6FLにはデュアルフォーカス方式が採用されており、微妙なピント合わせにはファインフォーカスリングを使うと良いでしょう。

眼視でも大いに楽しもう

皆既月食は、写真撮影だけでなく眼視でも楽しみたいものです。 PROMINAR500mmF5.6FLには別売オプションでプリズムユニットTP-88ECIとアイピースが用意されています。 これらを用いることにより、ワンタッチで撮影から眼視、それも正立像へ切り替えることができるのです。

もし曇ってしまったら‥

せっかく用意周到に準備しても、当日曇ってしまった‥ということは、残念ですが自然相手の天文現象ではあり得ることですし、天文ファンは何度もそういった苦い経験をしています。しかし、だからこそ晴れて見られた時は一層嬉しいものです。仮に1月31日が曇ってしまっても、条件は劣りますが7月28日の早朝に、今年2度目の皆既月食が起きてくれますよ。

PROMINAR500mmF5.6FLの 優れた特徴
フローライト・クリスタルレンズを用いたシャープな光学系、 焦点距離を1.7×に伸ばすことのできるマウントアダプターTX-17の他に、 0.7×の350mmに縮小させることのできるマウントアダプターTX-07が用意されているなど、 様々な撮影や眼視観察に対応可能です。 皆既月食が終わっても、大いに活躍してくれることでしょう。

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