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天体望遠鏡や本格双眼鏡、 天体観測・バードウオッチング機材の製造・販売。協栄産業株式会社。昭和34年創業。

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夏の観測ガイド 2022

初夏の観測ガイド

夏は天の川やその周辺に位置する星雲星団など、たくさんのメジャー天体を観測することができます。
星雲や星団なんて難しくてわからない、という入門者の方はまず「夏の大三角」(=デネブ・ベガ・アルタイル)を見つけることから始めてみましょう。主要な恒星が複数把握できるようになれば、それらの位置関係との対比で星座早見盤などを頼りに星雲や星団にたどり着くことができるようになります!
また、惑星観測から始めてみるというのも好手です。一番明るい星といえば「1等星」という言葉をイメージされる方も多いと思いますが、夏の大三角のデネブの明るさが約1等級であるのに対し、土星は約0等級、木星に至ってはマイナス2等級以上の明るさがありますので意外とすぐに見つけられます!(等級が1つ上がると約2.5倍明るくなります。)
「惑星を見たことがありますか?」 と質問すると多くの方がありませんとお答えになります。しかし、「あの明るい星は何だろう?」と思われたときにご覧になっている星こそが惑星である場合があります。拡大して模様や輪っかを見れていないだけで、肉眼で見てピカッと光っているだけの土星や木星であればすでに何度もご覧になっている方は実はとても多いのです。
夏は気流の安定した夜が多く、高倍率に耐えるシーイングに恵まれ、惑星観測にも適しています。是非挑戦を!

ステラナビゲーターVer.11で作成


夏の天の川は雄大です。夏の天の川は、地球から私たちの住む銀河系の中心部を眺めた姿です。
吉田隆行氏 「大台ケ原の天の川」 2017年 

天体写真家の吉田隆行氏は、標高1600メートルの大台ケ原を往復3時間歩いてこの作品を撮影しました。低空にかかった淡い雲海で下界と隔離された原野の風景が天の川の光によって映し出され、雄大な天の川銀河の姿と相まって荘厳な印象を与えています。
星景写真の撮影のためにトレッキングする場合、カメラや三脚といっしょに担いで歩けるポータブル赤道儀を使用します。撮影チャンスを確実のものにするためには、小さくても高精度で信頼性の高いポータブル赤道儀をご選択ください。


SWATシリーズの最高峰!「ユニテック SWAT-350」


そして2022年の土星・木星は、やぎ座・うお座周辺にあります。天体観測に興味があるけど、まずはお手軽に始めたいという方は、月や惑星の観望を楽しめる入門天体望遠鏡セットを手に入れて土星や木星の観測からスタートしてください。

2019年のゴールデンウィークは天体観測の絶好機



惑星を撮ってみよう 初めての望遠鏡購入ガイド

人混みを避けて天体観測をお楽しみください!!




ASI Studioを使って電視観望や天体撮影を楽しもう。

ASI Studioを使って電視観望や天体撮影を楽しもう。ASI Studioは、ZWO社が開発した、ASIカメラ用のアプリケーションです。操作方法がシンプルなので、初心者でも電視観望や天体撮影を楽しむことができ、簡単な画像処理も可能です。ASI Studioを使って、天文の世界を楽しんでみましょう。

ASI Studioの画面構成


ASI Studioを立ち上げると、上のようなダイアログボックスが表示されます。ボックス内には、5つの四角いアイコンが並んでいます。左の3つのアイコンは撮影用で、右の2つは撮影した画像を表示したり、画像処理したりするためのアプリです。




ASI Cap


ASI Capは、惑星撮影用のアプリケーションです。惑星撮影は、動画で撮影し、良好なフレームだけを取り出して一枚画像に仕上げる手法が現在の主流です。ASI Capは、カメラの動画撮影機能を活かせるレイアウトになっています。







ASI Img


ASI Imgは、天体撮影用のアプリです。DSO(Deep Sky Object)と呼ばれる、星雲や星団、遥か遠くの宇宙で輝く系外銀河を撮影するためのアプリケーションです。DSOは長時間露光で撮影するので、静止画撮影に向いた機能がまとめられています。







ASI Live


ASI Liveは、電視観望用のアプリです。電視観望は、短時間露光を積み重ね、肉眼では観望が難しい星雲や系外銀河などを画面に表示して楽しむ方法です。 電視観望は、カメラの感度(ゲイン)を目いっぱいまで上げて、ごく短時間で撮影するため、天体撮影に比べると1画像のクオリティは低くなりますが、リアルタイム感が魅力です。ASI Liveには、電視観望に必要なスタック(重ね合わせ)機能などが搭載されています。



電子観望にチャレンジ





ASI Fits View


ZWO社のASIカメラで撮影した画像は、画像劣化のないFit形式で保存されます。Fit形式は、天体撮影では一般的なファイル形式ですが、Photoshopをはじめとするデジカメ用ソフトでは開くことができません。ASI Fits Viewを使用すると、Fit形式のファイルを開いて、撮影画像を大きな画面で確認することができます。






ASI Deep Stack


天体は淡いため、星雲のコントラストを上げようとするとノイズが発生し、写真がざらついた印象になってしまいます。それを防ぐために、同じ構図で撮影した複数の写真を重ね合わせてSN比を向上させるのですが、その重ね合わせを自動で行ってくれるのが、ASI Deep Stackです。ダークやフラット補正も可能です。







レビュー著者
吉田 隆行氏  ホームページ「天体写真の世界」
1990年代から銀塩写真でフォトコンテストに名を馳せるようになり、デジタルカメラの時代になってはNHK教育テレビの番組講座や大手カメラメーカーの技術監修を行うなど天体写真家として第一人者。天体望遠鏡を用いた星雲の直焦点撮影はもちろんのこと星景写真から惑星まで広範な撮影技法・撮影対象を網羅。天体撮影機材が銀塩写真からデジタルへと変遷し手法も様変わりする中、自身のホームページで新たな撮影技術を惜しげもなく公開し天体写真趣味の発展に大きく貢献した。弊社HP内では製品テストや、新製品レビュー・撮影ノウハウ記事などの執筆を担当している。




カメラのドライバーやソフトウェアをカメラ付属のCD-ROMやZWO社のWebサイトからダウンロードしましょう。




ポータブル赤道儀で天の川を撮ろう



ポータブル赤道儀とは


赤道儀とは、星の日周運動を追いかけるための電動架台です。元々、天体望遠鏡を載せるために開発された架台ですが、持ち運ぶには大きすぎるため、カメラレンズ用の小型の架台が開発されました。それがポータブル赤道儀(以下:ポタ赤)です。

ポタ赤の代表的な機種としては、ビクセンのポラリエやポラリエU、ユニテック社のSWATシリーズなどがあります。それぞれ搭載可能な重量が異なるので、使用するカメラやレンズの総重量を考えて選びましょう


ポータブル赤道儀の機材構成


ポタ赤で天の川を撮影するには、本体の他にカメラやレンズなどの機材が必要です。私が使用しているユニテックSWAT-350の撮影機材を例にご紹介しましょう。


上は、実際に撮影に使用している機材の様子です。使用機材の一覧を以下にまとめました。

  • SWAT-350本体
  • 極軸微動ユニット
  • デジタルカメラとレンズ
  • カメラ雲台
  • カメラ三脚

  • 星空写真や風景写真を撮っていれば、カメラ三脚やカメラ雲台は既にあると思いますので、ポタ赤本体の他には、極軸微動ユニットがあれば、ポタ赤を使った撮影を楽しむことができます。
    極軸微動ユニットとは、ポタ赤の回転軸を天の北極星の方向に合わせるための架台です。
    なくても撮影は可能ですが、北極星導入に手間がかかるので、ポタ赤と一緒に購入することをお勧めします





    ポータブル赤道儀の回転軸について


    ポタ赤は、電源を入れると回転台座が星の日周運動に合わせて、ターンテーブルが回転する構造になっています。正確に星を追いかけるためには、ポタ赤の回転軸と地球の自転軸を合わせる必要があります。

    地球の自転軸と合わせるというと難しく感じられますが、ポタ赤の回転軸を天の北極方向(およそ北極星の方向)に向けるだけです。たいていのポタ赤には、北極星を覗くための穴が開いていますので、それを覗いて軸を合わせます。この軸を合わせる行為を「極軸合わせ」と呼んでいます。




    ポタ赤の設置手順


    1. 三脚を設置する。
    2. 三脚の架台に極軸微動ユニットを取り付ける。
    3. 赤道儀の回転軸がおおよそ北を向くようにポタ赤を取り付ける。
    4. ポタ赤に雲台を取り付ける。
    5. 雲台にカメラを固定する。
    6. ポタ赤の北極星覗穴を覗き、極軸微動ユニットを動かしながら北極星を視野の中央に導入する。

    撮影開始の手順


    ポタ赤を設置したら、ポタ赤の電源を入れましょう。ポタ赤の機種によって、様々な動作モードが用意されていますが、天の川を普通に撮影するなら、通常の恒星時追尾モードがお勧めです。


    次に、カメラを明るい星に向け、ピントを合わせます。星は小さく暗いので、背面の液晶モニターに明るい星を映し出し、拡大して合わせるとよいでしょう。星空撮影モードのあるカメラなら、そのモードを選びましょう。
    ピントを合わせたら、ピントリングが動かないようにテープで留めて、天の川の方角にカメラを向けます。初めて天の川を撮影する場合は、35ミリ換算で24mm前後の画角で、いて座方向を撮影するのがお勧めです。




    1枚目は、追尾状況を確認するために、ISO12800前後の高めの感度に設定し、開放F値で15~30秒前後で撮影してみましょう。
    撮影が終わったら、ピントが合っているか、構図がずれていないかを確認します。問題なければ、感度をISO800~3200程度まで下げ、レンズを若干絞り、露光時間を延ばして本撮影を行いましょう。



    撮影後に画像処理ソフトでコンポジットしてコントラストを高めたいときは、感度を下げて、複数枚撮影しておきましょう。コンポジットすれば、ノイズの目立たない滑らかな作品に仕上げることができます。
    地上風景もある程度表現したい場合は、感度を高めにして、短い露光時間で1枚撮りするのがお勧めです。





    レンズの画角と構図について


    天の川は広大なので、一度に全景を収めることはできません。天の川のどの部分を切り取るか、構図は撮影者のセンスの見せ所でしょう。
    下は、35ミリ換算で24ミリのレンズで撮影した夏の天の川写真です。夏の天の川と共に、さそり座やいて座も入り、バランスの良い構図になるため、24ミリレンズは、星空撮影によく使われます



    下は、標準レンズと呼ばれる50ミリレンズで、天の川の濃い部分をクローズアップした写真です。
    天の川を縦に走る暗黒帯も明瞭に写り、迫力が増します。固定撮影では短時間露光でも星が大きく流れてしまうので、ポタ赤ならではの写真だと思います。



    ポータブル赤道儀があれば望遠レンズでも楽しめる



    ポタ赤には100ミリ~200ミリ程度の望遠レンズも搭載することができるので、大きな星雲の撮影を楽しむこともできます。
    下は、ユニテックSWAT-350に180ミリの望遠レンズを載せて撮影した、夏の星雲の写真です。干潟星雲に三裂星雲という夏の有名な星雲がはっきりと写っています。



    ※上記写真の撮影には、天体撮影用のフィルターに換装したカメラを使用しましたが、
    夏の天体は明るいので、一般の市販カメラでも、彩度は落ちるものの、十分に写すことができます。



    撮影の幅が広がるポータブル赤道儀


    固定撮影で星景写真を楽しまれている方が多いですが、ポタ赤があれば、撮影の幅が広がります。是非、ポタ赤を追加して、新しい星空写真の表現にチャレンジしてみてはいかがでしょう。




    レビュー著者


    吉田 隆行氏  ホームページ「天体写真の世界」
    1990年代から銀塩写真でフォトコンテストに名を馳せるようになり、デジタルカメラの時代になってはNHK教育テレビの番組講座や大手カメラメーカーの技術監修を行うなど天体写真家として第一人者。天体望遠鏡を用いた星雲の直焦点撮影はもちろんのこと星景写真から惑星まで広範な撮影技法・撮影対象を網羅。天体撮影機材が銀塩写真からデジタルへと変遷し手法も様変わりする中、自身のホームページで新たな撮影技術を惜しげもなく公開し天体写真趣味の発展に大きく貢献した。弊社HP内では製品テストや、新製品レビュー・撮影ノウハウ記事などの執筆を担当している。

    春から初夏の観測ガイド

    初夏の観測ガイド

    春から初夏へと季節が進むこの時期には、天の川やその周辺に位置する星雲星団など、たくさんのメジャー天体を観測することができます。
    気流の安定した夜が多くなりますので、高倍率に耐えるシーイングに恵まれ、コンディションが向上する季節でもあります。
    天の川や惑星観望などに適していますので、初心者の方が天体観測に入門するのには最適な季節です。もちろん、中級者以上の方にも好条件であることに違いはありません。 この時期ならではの、おおぐま座やおとめ座の系外銀河など、難易度の高い対象にもぜひチャレンジしてみてください! 梅雨の合間の晴れ間には素晴らしいシーイングが現れたりします。チャンスを逃さないように!!

    ステラナビゲーターVer.11で作成


    初夏は南の地平線から東の空へと横たわる天の川が刻一刻と立ち昇ってくる迫力ある姿が見られる季節です。ステラナビゲータ11などのシミュレーションソフトがあれば、撮影計画を練って星景写真に挑戦することができます。
    吉田隆行氏 「大台ケ原の天の川」 2017年 

    天体写真家の吉田隆行氏は、標高1600メートルの大台ケ原を往復3時間歩いてこの作品を撮影しました。低空にかかった淡い雲海で下界と隔離された原野の風景が天の川の光によって映し出され、雄大な天の川銀河の姿と相まって荘厳な印象を与えています。
    星景写真の撮影のためにトレッキングする場合、カメラや三脚といっしょに担いで歩けるポータブル赤道儀を使用します。撮影チャンスを確実のものにするためには、小さくても高精度で信頼性の高いポータブル赤道儀をご選択ください。


    SWATシリーズの最高峰!「ユニテック SWAT-350」


    そして2022年の土星はやぎ座周辺にあります。今年の惑星シーズンは夏からが本番となりますが、5月頃でも夜明け前の東の空には土星・火星・木星・金星が勢揃いするなど、春のうちから観測することができます。天体観測に興味があるけど、まずはお手軽に始めたいという方は、月や惑星の観望を楽しめる入門天体望遠鏡セットを手に入れて、土星の輪を自分の目で見てみることから挑戦してください。



    惑星を撮ってみよう 初めての望遠鏡購入ガイド

    人混みを避けて天体観測をお楽しみください!!




    都会で天体撮影を楽しもう



    電視観望と天体撮影の違い

    電視観望では、F値の明るい天体望遠鏡と感度の高いCMOSカメラを使って、数秒から数十秒程度の短い露光時間で天体を捉え、多くの枚数をスタック(重ね合わせ)することによって、滑らかな画像として見ることができました。

    一方、天体撮影の場合は、1枚当たりの露光時間を伸ばして1枚当たりのSN比を向上させ、カメラの解像力を最大限に活かして撮影し、高解像度の画像を得ます。リアルタイムの電視観望、クオリティ重視の天体撮影と考えるとわかりやすいと思います。

    天体撮影に必要な機材

    天体撮影でも電視観望と同じく、F値の明るい機材が有利ですが、露光時間を長くすれば、F値の暗い望遠鏡でも撮影を楽しむことができます。
    必要な機材は、天体望遠鏡一式に加え、CMOSカメラとノートパソコンです。また、都会の夜空は明るいので、光害の影響を減少させるフィルターも用意するとより写りの良い画像を得ることができます。
    今回は、ビクセンED103S望遠鏡とZWO社の冷却CMOSカメラASI2600MCProを使った天体撮影をご紹介します。ED103S望遠鏡には、星像を改善する補正レンズを取り付けています



    硝材に上質なSDガラスを使用し無理のないF値の設計のためお求めやすい価格でありながら高性能なモデルです。 (実際使用した機材は旧モデルED103Sです。) 一世を風靡した名機、SXP赤道儀を基に、赤経周りの弱点を改善してリリースした超コスパ・撮影対応赤道儀です。 (実際使用した機材は旧モデルSXP赤道儀です。) 散開星団・散光星雲から系外銀河まで対応できて扱いやすいAPS-Cサイズセンサー搭載。ZWOの冷却CMOSカメラでASI294MCPと1,2を争う人気機種です。


    カメラをパソコンに接続する前に、
    カメラのドライバーやソフトウェアをカメラ付属のCD-ROMやZWO社のWebサイトからダウンロードしましょう。

    また、今回の天体撮影ではASI Studioを使用するので、ZWO社のWebサイトから
    ASI Studioの最新バージョンをダウンロードして、パソコンにインストールしておきましょう。


    機材の設置とカメラの接続

    天体望遠鏡一式を組み立て、カメラを取り付けます。極軸望遠鏡を使って赤道儀の極軸も合わましょう。
    次に、USBケーブルでカメラとノートパソコンを繋ぎ、DC12Vの電源プラグをカメラの電源ソケットに差し込みます。ドライバーが正常にインストールされていれば、カメラのファンが回り出すとともに、パソコン上でカメラが認識されます。



    ASI Imgを立ち上げよう

    カメラが起動したら、インストールしておいたASI Studioを立ち上げます。立ち上げると以下のような画面が表れます。今回は左から2番目の天体撮影用のアプリケーション「ASI Img」を使用するので、ASIImgのアイコンをクリックしてください。

    ASI Imgの画面構成は、以下の通りです。右側にカメラの設定項目が並び、左側の大きなキャプチャー画面にCMOSカメラが写した画像が表示されます。

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    ASI Imgでカメラを接続

    カメラ設定エリアの上部分にある「カメラ」部分に、パソコンに接続しているカメラが表示されているか確認しましょう。正しいカメラが表示されていることが確認できれば、右矢印ボタンを押してください。ソフトウェアがカメラを接続します。
    カメラが正しく表示されない場合は、右矢印ボタンの右にある更新ボタンを押してください。ドライバーが正しくインストールされていれば、カメラが表示されます。


    カメラの設定

    カメラの設定画面で、解像度やゲインを設定しましょう。
    解像度は、お使いのカメラの最高解像度、ゲインは「High」、露光時間は「2秒」、ビニングは「Bin1」に設定してください。冷却機構のあるカメラの場合は、オンにした後、希望の温度に設定しましょう。夜露の可能性があれば、防露ヒーターもオンにしましょう

    今回はビクセンED103S望遠鏡とASI2600MCproカメラを使用し、画像の通りのカメラ設定で撮影しました。


    ピント合わせ

    赤道儀の自動導入機能やファインダーを使って、天体望遠鏡の視野内に明るい星を導入します。
    導入後、プレビューの矢印ボタンを押すと、カメラが捉えた画像が左のキャプチャー画面に表示されます。
    最初は、画像のように星がぼけて写ると思いますので、天体望遠鏡のピントノブを回し、星像が小さくシャープになるようにピントを合わせましょう。

    ピントを合わせるときは、プレビューモードの「連続」ボタンを押すと、連続撮影モードになって次々と画像が更新されるため、ピントを合わせやすいと思います
    キャプチャー画面右端にマウスカーソルを移動させると、上記のようなアイコンが縦に表示されます。拡大ボタンを押して、画像を拡大し、更にピントを追い込みましょう。

    ピントが合ったら、天体望遠鏡のドロチューブ固定ネジを回し、撮影中にピントがずれないようにしておきましょう。


    天体の導入と構図合わせ

    次に、撮影したい天体を導入します。自動導入やファインダーを使って、天体望遠鏡を目的の天体に向けましょう。 露光時間数秒で撮影し、対象の天体が視野内に入っているか確認します。天体が淡くて形がわかりにくい場合は、一旦ビニングを4にすると、実効感度が上がり、短時間で星雲や銀河の形を捉えやすくなります。
    目的の天体の位置がずれている場合は、赤道儀の赤緯赤経ボタンを押して、望遠鏡の向きを微調整します。キャプチャー画面右側のアイコンで十字線を表示させると、全体のバランスがわかり、構図を合わせやすくなります。


    オートランで撮影

    構図を合わせたら、いよいよ撮影開始です。
    撮影を始める前に、まず「保存場所」でファイルの保存先を指定しましょう。
    撮影には、撮影タブの中にあるオートランを使用します。
    オートランボタンを押すと、キャプチャー画面にダイアログボックスが表示されます。ボックスでは、撮影画像の種類(撮影順序)、露光時間、撮影枚数(繰り返し)を設定することができます。

    右側ステータスの下にあるプラスボタンを押すと、撮影スケジュールが追加されます(マイナスボタンを押すとスケジュールが削除されます)。

    今回は実際に天体を撮影するので、撮影画像の種類は「ライト」、露光時間を120秒に設定します。撮影枚数は希望の枚数に設定しましょう。

    「開始」ボタンを押すと撮影が開始され、撮影画像は指定したフォルダに保存されます。オートラン画面の左下にあるターゲットのテキスト部分に希望の名前を入れておくと、そのファイル名で保存されます。


    撮影画像の確認

    1枚撮影が終わるごとに、キャプチャー画面に撮影画像が表示されます。1枚目の撮影が終わって画像が表示されたら、オートランのダイアログボックスを移動させ、画像を確認しましょう

    画面右側にある拡大ボタンを押すと、ピントずれなどがわかりやすくなります。
    今回はオートガイダーを使用していないため、星が線状に流れて写る場合がありますが、これは赤道儀の追尾誤差によるもので、異常ではありません。しかし、あまりにも大きく流れて写る場合は、極軸がずれている可能性もありますので、赤道儀のセッティングを確認しましょう。


    ヒストグラムについて

    ASI Imgの画面右下にヒストグラムが表示されています。
    デフォルトでは「オート」が選択されており、キャプチャー画面には、自動的に明るさや色合いを調整した画像が表示されます。
    「オート」の隣にある「リセット」ボタンを押すと、調整前の撮影したままの画像に切り替わりますが、通常は「オート」で使うのがお勧めです。


    撮影画像の開き方

    撮影した画像ファイルはFit形式で保存されるため、通常の画像を扱うソフトウェアでは開くことができません。ASI Studioの中にあるASIFitsViewで開いてみましょう。

    画像を開くと、撮影画像が表示されます。下にはアイコンが表示され、拡大や縮小だけでなく、ベイヤー・RGB変換なども行うことができます。

    ヒストグラムのアイコンをクリックすると、上のように撮影画像上にヒストグラムが表示されます。ヒストグラム下の矢印を移動させれば、画像を強調することができます。

    また、ファイルボタンを押すと、一般的なファイル形式で画像を保存することができます。SNS等にアップロードしたい場合は、ここで画像をJPEG形式で保存するとよいでしょう。






    都会で撮影した天体

    ビクセンED103S望遠鏡(現行のビクセンSD103S同等品)とZWO ASI2600MCProを使って撮影した天体の姿をご紹介します。なお、撮影は、2等星がやっと見える都市部(兵庫県宝塚市)で行いました。カメラの設定は、全てゲインHighで120秒露光(馬頭星雲のみ180秒)です。




    1.オリオン大星雲

    オリオン座にある有名な散光星雲で、明るいので都会でも写しやすい天体です。アイダス社の光害カットフィルターLPS-D3を使用して撮影したところ、ピンク色がかった星雲の姿を捉えることができました。更に星雲部分を拡大撮影してみても面白そうです。





    2.オリオン座の馬頭星雲

    馬頭星雲は淡いため、HαとOIIIの光だけを通すナローバンドフィルター、アイダスNBZフィルターを使用して撮影しました。フィルターの効果が発揮され、都会からの撮影ではほとんど写らない馬頭星雲がコントラストよく浮かび上がりました。



    3.ばら星雲

    いっかくじゅう座にあるばら星雲は、天体撮影の対象として人気があります。馬頭星雲と同じく、NBZフィルターで撮影すると、薔薇の形が画面に表れました。



    4.おおぐま座のM81とM82銀河

    おおぐま座にある系外銀河のペアです。どちらも系外銀河の中では明るく、都会でも撮影しやすい対象です。系外銀河は連続光で輝いているため、ナローバンドフィルターよりも光害カットフィルターが適しています。作例の撮影もLPS-D3フィルターを用いています。



    5.しし座のトリオ銀河

    しし座の後ろ脚の付け根に存在する系外銀河です。3つの銀河がグループを形成し、とても興味深いエリアです。下の2つの銀河に比べて上の銀河は大変暗いのですが、LPS-D3フィルターの光害カット効果により、写し出すことができました




    6.かに座の散開星団M67

    M67は、都会でも双眼鏡を使えば見ることのできる散開星団です。星団は都会でも比較的撮影しやすく、ヘルクレス座のM13球状星団などが有名です。夏の撮影シーズンになったら撮影してみてはいかがでしょうか。


    光害カットフィルターやNBZフィルターについて

    都会の夜空は明るいため、フィルター無しでは、星雲や銀河は背景の明るさに負けてしまい、はっきりと写し出すことはできません。 アイダス社のLPS-P3 / LPS-D3フィルターは、星雲が発する光は通す一方、光害の元となる水銀灯やLEDの光はカットするため、フィルター無しでの撮影時より星雲をコントラストよく写し出すことができます。

    馬頭星雲やばら星雲の撮影に用いたNBZフィルターは、LPS-D3よりも更に通す波長を限定したフィルターで、デュアルナローバンドフィルターとも呼ばれます。NBZフィルターを使えば、都会でも、郊外で撮影したかのようなコントラストの高い星雲の写真を撮ることができます。

    都会での天体撮影では、上記2種のフィルターを用意しておくと、より撮影を楽しむことができると思います。



    天体撮影について

    ダイナミックレンジが広い冷却CMOSカメラが登場して以来、都会でもフィルターワークを活かして電視観望や天体撮影を楽しめるようになりました。
    天体撮影は、電視観望に比べると露出時間が長くなるため、難易度が上がりますが、クオリティの高い作品を得られるのが魅力です。是非、この記事を参考に、天体撮影をはじめていただければ幸いです。



    レビュー著者
    吉田 隆行氏  ホームページ「天体写真の世界」
    1990年代から銀塩写真でフォトコンテストに名を馳せるようになり、デジタルカメラの時代になってはNHK教育テレビの番組講座や大手カメラメーカーの技術監修を行うなど天体写真家として第一人者。天体望遠鏡を用いた星雲の直焦点撮影はもちろんのこと星景写真から惑星まで広範な撮影技法・撮影対象を網羅。天体撮影機材が銀塩写真からデジタルへと変遷し手法も様変わりする中、自身のホームページで新たな撮影技術を惜しげもなく公開し天体写真趣味の発展に大きく貢献した。弊社HP内では製品テストや、新製品レビュー・撮影ノウハウ記事などの執筆を担当している。

    電子観望にチャレンジ!


    セレストロンRASA8鏡筒+IDAS AD19.4/NBZフィルター+ZWO ASI294MC PROカメラで電子観望に挑戦してみました!
    電子観望ソフトには、ASI294MCPROに無償添付される統合ソフト「ASI Studio」から呼び出せる「ASI Live」を使用しました。


    電視観望とは?


    電視観望とは、天体望遠鏡に接眼レンズを差し込む代わりに、CMOSカメラを取り付け、パソコンの画面に天体の姿を映し出して楽しむ観望方法です。CMOSカメラは感度が高く、設定も様々に変更できるので、肉眼での観望と違って、星空の綺麗な郊外に行かなくても、夜空の明るい都会にいながら天体の観望を楽しむことができます

    ※CMOSカメラは、ZWO社の電視観望アプリケーションASI Liveが使えるASIシリーズがお勧めです。
    以下の文章でも、ASI Liveの操作方法をご紹介しています。


    電子観望には、天体望遠鏡一式に加え、CMOSカメラが必要です。それにお手持ちのノートパソコンがあれば電視観望は可能ですが、都会の夜空は明るいので、光害の影響を減少させるフィルターを使うのがポイントです。


    簡単です!電子観望のやり方

    1.
    天体望遠鏡の設置後、CMOSカメラをパソコンに接続し、ASI Studioを起動して、ASI Liveを立ち上げましょう。ASI Liveの画面構成は、下の画像の通りです。右側にカメラの設定項目が並び、
    左側の大きなキャプチャー画面にCMOSカメラが捉えた映像が表示されます。

    2.
    まず、右側の設定項目上部からカメラを選び、アプリにカメラを認識させます。次に、感度や撮影時間を設定して、ピントを合わせましょう。ゲイン「高」、撮影時間「1秒」、ビニング「bin4」に設定し、
    キャプチャー画面に表示される星を見ながらピントを合わせます。

    ピントが合ったら、撮影時間を2~5秒程度に変更し、電視観望を始めましょう。冷却機構が付属しているCMOSカメラの場合は、希望の冷却温度に設定します。
    設定項目の下部にある大きな右矢印ボタンを押すと、画像のスタック(重ね合わせ)が始まります。スタック後の映像は画面左側に映し出され、指定フォルダにスタック後の画像が保存されます。映し出された画像が暗い場合は、撮影時間を増やしてみましょう。
    スタック開始のボタンの下には、ヒストグラムや画像処理の項目が並んでいますが、デフォルトでも十分綺麗な画像が映し出されます。


    さて、この簡単操作の結果、どうなったかというと・・・


    星雲の姿が色鮮かに浮かび上がりました!
    セレストロン社RASA8ZWO ASI294MCProアイダスNBZフィルターを使って映し出した
    天体の姿をご紹介します。なお、撮影は、2等星がやっと見える都市部(兵庫県宝塚市)で行いました。
    1. 網状星雲 2. 網状星雲西側(NGC6960)
    赤色と青色の星雲がフィラメントのように絡まる様子が、画面に映し出されました。Hα光とOIII光を通す、アイダスNBZフィルターの効果が最も感じられた天体です。都会からの電視観望で、ここまで映し出せるとは思いませんでした
    網状星雲は東西に大きく二つに分かれていますが、これは西側部分を捉えた画像です。はくちょう座52番星(画面左下の明るい星)の周囲に広がる明るい部分だけでなく、淡い星雲部分まで映し出されました。青い星雲の色もよく映し出されています。
    3. 亜鈴状星雲 4. 北アメリカ星雲

    都会での電視観望の定番と言える天体です。亜鈴状星雲は明るいので、フィルター無しでも映りますが、NBZフィルターを使うと、星雲周囲の淡い部分も画面に表れてきます。星雲のコントラストも高くなり、星雲の形がよりはっきりします。


    大きな天体望遠鏡を使っても、肉眼ではほとんど見えない天体ですが、NBZフィルターと組み合わせれば、都会でも映し出すことができました。メキシコ湾付近の星雲が特に明るく映し出され、星雲の濃淡もわかります。

    5.  ペリカン星雲 6. IC1396星雲
    北アメリカ星雲の隣で輝くペリカン星雲もよく映りました。星雲の形がペリカンそっくりで面白いので、電視観望を使った観望会では、一般の方の注目も集めることでしょう

    IC1396は、天体撮影ファンに人気の高い星雲です。非常に淡いので、さすがに都会では難しいかと思いましたが、ぼんやりながらも映し出されました。星雲の中で「象の鼻」と呼ばれている暗黒帯部分もわかります。

      7. ハート星雲
    8. アンドロメダ大銀河

    IC1396と同じく、天体撮影ファンに人気の高い星雲で、少しゆがんだハートの形をしています。電視観望で映し出すと、星雲中央部に比べて周囲が淡くなっているなど、天体撮影では気づかなかったことを気づかせてくれました。

    連続光で輝く銀河はNBZフィルターには不適と思っていましたが、フィルターを使って画面に映し出してみると、背景が暗くなるのでコントラストが向上し、フィルター無しの時と比べ、銀河の渦巻の広がりがよくわかるようになりました。都会の電視観望では“あり”の組み合わせではないでしょうか。



    操作に慣れてきたら・・・


    いくつかの天体を観望してASI Liveの操作に慣れてきたら、天体の明るさ等に合わせて、CMOSカメラの設定を変更してみましょう。例えば、感度を下げると、映像が暗くなりますが、ダイナミックレンジが広がり、明るい部分が飽和しにくくなります。オリオン座の大星雲など、輝度差の激しい天体に有効ですので、試してみましょう。
    また、ビニングを減らすと感度は落ちますが、解像度は増します。保存されたスタック画像を画像処理ソフトで開いて、加工後にプリントする場合等に有効です。いろいろな設定を試すことができるのも、電視観望の楽しみの一つです。目的に合わせた設定を探してみてください。



    電子観望にはNBZフィルターがおススメです!

    都会の夜空は明るいので、フィルター無しでは、輝度の高い惑星状星雲以外は、カメラの撮影時間を上げてもほとんど映し出すことはできません。光害の影響を減らすため、様々な天体撮影用フィルターが発売されていますが、今回の電視観望で最も効果が感じられたのは、NBZフィルターでした。
    下は、フィルター無し、アイダス社のHEUIB-IIフィルター、同社NBZフィルターで撮影した北アメリカ星雲の比較画像です。



    フィルター無しでは、北アメリカ星雲はほとんどわかりません。HEUIB-IIフィルターを使うと背景が暗くなり、少し見えやすくなりますが、まだ不十分です。しかし、NBZを使えば、北アメリカの形は一目瞭然です。
    NBZフィルターは天体撮影用のナローバンドフィルターですが、電視観望にも有効だと感じました。今回は都会での電視観望でしたが、星空の綺麗な場所でもNBZフィルターを使えば、映し出される星の数が減り、コントラストが上がるので、フィルターなしでは映し出しにくかった星雲の姿もはっきりと捉えられると思います。




    もはや電視観望を楽しまない理由はありません!


    以前は、電子観望に対応したソフトウェアが少なく、ユーザー側で設定も必要だったため、電子観望のハードルは高く感じられました。しかし、ZWO社の純正ソフトウェアASI Liveが登場して、誰でも、CMOSカメラを繋ぐだけで気軽に電子観望を楽しむことができるようになりました。
    長時間露光が必要な天体撮影と異なり、電視観望なら、快晴の夜空でなくても天体観察を楽しむことができます。新たな天体観望の楽しみ方として、電視観望は今後、注目されていくと思います。是非、電視観望で天体観察を楽しんでみてはいかがでしょうか。



    レビュー著者
    吉田 隆行氏  ホームページ「天体写真の世界」
    1990年代から銀塩写真でフォトコンテストに名を馳せるようになり、デジタルカメラの時代になってはNHK教育テレビの番組講座や大手カメラメーカーの技術監修を行うなど天体写真家として第一人者。天体望遠鏡を用いた星雲の直焦点撮影はもちろんのこと星景写真から惑星まで広範な撮影技法・撮影対象を網羅。天体撮影機材が銀塩写真からデジタルへと変遷し手法も様変わりする中、自身のホームページで新たな撮影技術を惜しげもなく公開し天体写真趣味の発展に大きく貢献した。弊社HP内では製品テストや、新製品レビュー・撮影ノウハウ記事などの執筆を担当している。



    冬の観測ガイド

    冬の天体観測ガイド


    冬の夜空は1年を通して最も透明度に恵まれる時期にあたり、星雲星団など深宇宙の観測に大変適した季節です。低い気温も撮影派にとっては力強い味方です。デジタルカメラやCMOSカメラで撮影を行う際、星雲や星団の撮影には長時間の露出を行いますが、カメラは長時間露出すると発熱し、その熱の影響で画像のノイズが増大します。ところが冬は寒い外気がカメラの発熱を抑えてくれますので、夏に比べ、ノイズが少なくてクリアな画像を得やすいのです。

    銀河中心部を見せる荘厳な夏の天の川も素晴らしい眺めですが、天空をまたぐ淡い冬の天の川の美しさはこれも筆舌に尽くしがたく、その周辺には見ごたえのある星雲や星団が数多く存在します。


    星雲星団は大変淡く、楽しみ方は写真撮影か電子観望が主流となりますが、大型の対空双眼鏡や集光力のある望遠鏡を用いれば、二重星団やプレアデス星団、オリオン大星雲やアンドロメダ銀河などは、眼視でも十分に楽しむことができます。

    また月惑星に関しましては、冬の大気は乾燥しておりその面では有利なのですが、上空に強い風が吹く気圧配置となる日が多く、高倍率を必要とする月惑星観望に不利なシーイングになることが多いことも知っておきましょう。

    お好みの天体を、用途にあった機材を選択してして思う存分にお楽しみください!

    ステラナビゲーターで作成


    ヒント→ 上記星図は2月15日午後9時ものです。月と惑星以外のすべての星の位置は、日時が1か月進めば、観測時刻を2時間早めることでほぼ同じになります。  ◎恒星の位置 : 12月15日25時 ≒ 1月15日23時 ≒ 2月15日21時





    オリオン座の馬頭星雲からM42
    大きい写真はコチラ 

    大きい写真はコチラ 
    撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒フラットナーHDキットSXP赤道儀
    使用カメラ:Astro6D
    露出時間:300秒×16コマ
    撮影条件:RAWモード、ISO3200、M-genにて追尾撮影
    撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒フラットナーHDキットSWAT-350 V-spec
    使用カメラ:Astro6D
    露出時間:180秒露光×16枚
    撮影条件:SWAT-350 V-specにてノータッチ追尾
    ふたご座流星群 2018「熊野灘 と ふたご座の流れ星」
    大きい写真はコチラ 
    NGC2264、コーン星雲とFox Fur Nebula
    大きい写真はコチラ 

    撮影レンズ:シグマ 14mm F1.8 DG HSM レンズ、ソフトフォーカスフィルター使用
    使用カメラ:キヤノン EOS5D MarkII
    撮影条件:RAWモード、ISO5000、F2.0、60秒露光、流れ星が写った24枚を比較明合成 ポータブル赤道儀 SWAT-350にて追尾撮影
    画像処理ソフト:Photoshop CC 2017
    撮影場所: 三重県熊野市
    撮影機材:ミューロン250CRS(レデューサー使用)、ビクセンAXD赤道儀
    使用カメラ:Moravian Instruments G3-16200 冷却CCDカメラ Astronomik Type2C LRGBフィルター
    露出時間:L=15分×8フレーム、RGB=各10分×2フレーム (総露出時間:3時間)
    画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2015
    撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2018年撮影

    IC2177 かもめ星雲
    大きい写真はコチラ 
    撮影光学系:ビクセン VSD100 F3.8
    撮影カメラ:ニコンD810A 天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ
    赤道儀:ビクセンSXP赤道儀ステラショット1.5にて導入・オートガイド追尾
    カメラの設定:ホワイトバランスマニュアル、ISO1250、RAWモード
    露出時間:300秒×10コマ
    画像処理ソフト: ステライメージ7、PhotoshopCC 2015
    撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺、2016年撮影

    ハインドの変光星雲付近、NGC1555、Sh2-239
    大きい写真はコチラ 
    撮影光学系:ビクセン VSD100 F3.8
    撮影カメラ:キヤノン EOS6D(フィルター換装・冷却改造)
    赤道儀:ビクセン SXP赤道儀にて追尾
    カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO1600、RAWモード
     露出時間:300秒×32コマ
    画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2015
    撮影場所:岡山県備前市吉永町 八塔寺、2018年撮影

    難易度: 易 ★☆☆☆☆ 難易度: やや易 ★★☆☆☆
    難易度: 並 ★★★☆☆ 難易度: やや難 ★★★★☆ 難易度: 難 ★★★★★

    夏の観測ガイド

    初夏の観測ガイド

    夏は天の川やその周辺に位置する星雲星団など、たくさんのメジャー天体を観測することができます。
    星雲や星団なんて難しくてわからない、という入門者の方はまず「夏の大三角」(=デネブ・ベガ・アルタイル)を見つけることから始めてみましょう。主要な恒星が複数把握できるようになれば、それらの位置関係との対比で星座早見盤などを頼りに星雲や星団にたどり着くことができるようになります!
    また、惑星観測から始めてみるというのも好手です。一番明るい星といえば「1等星」という言葉をイメージされる方も多いと思いますが、夏の大三角のデネブの明るさが約1等級であるのに対し、土星は約0等級、木星に至ってはマイナス2等級以上の明るさがありますので意外とすぐに見つけられます!(等級が1つ上がると約2.5倍明るくなります。)
    「惑星を見たことがありますか?」 と質問すると多くの方がありませんとお答えになります。しかし、「あの明るい星は何だろう?」と思われた場合、ご覧になっている星が惑星であるケースはとても多いです。拡大して模様や輪っかを見れていないだけで、肉眼で見てピカッと光っているだけの土星や木星であればすでに何度もご覧になっている方は実はとても多いのです。
    夏は気流の安定した夜が多く、高倍率に耐えるシーイングに恵まれ、惑星観測にも適しています。是非挑戦を!

    ステラナビゲーターVer.11で作成


    夏の天の川は雄大です。夏の天の川は、地球から私たちの住む銀河系の中心部を眺めた姿です。
    吉田隆行氏 「大台ケ原の天の川」 2017年 

    天体写真家の吉田隆行氏は、標高1600メートルの大台ケ原を往復3時間歩いてこの作品を撮影しました。低空にかかった淡い雲海で下界と隔離された原野の風景が天の川の光によって映し出され、雄大な天の川銀河の姿と相まって荘厳な印象を与えています。
    星景写真の撮影のためにトレッキングする場合、カメラや三脚といっしょに担いで歩けるポータブル赤道儀を使用します。撮影チャンスを確実のものにするためには、小さくても高精度で信頼性の高いポータブル赤道儀をご選択ください。


    SWATシリーズの最高峰!「ユニテック SWAT-350」


    流れ星! ペルセウス座流星群!

    8月13日0:00の空 ステラナビゲーターVer.11で作成


    8月12日~13日にかけてペルセウス座流星群の極大を迎えます。8月13日午前4時ごろにそのピークを迎えますが、前後1日程度はいつたくさん流れるかはわかりません。晴れのチャンスにはぜひ観測にチャレンジしてみてください!観望なら空を眺めるだけ!撮影ならポータブル赤道儀を使用して、カメラに広角レンズをセットするだけ!いずれも望遠鏡は不要です!

    ヒント・・・赤道儀(購入ガイド)に搭載して数十秒から数分の露出時間でインターバル撮影を繰り返せば流星の映り込んだショットをたくさんGETできるチャンスが拡大します!→映り込んだショットを集めステライメージを使用してコンポジット処理をすれば流星群写真の出来上がりです。


    吉田隆行氏 「ペルセウス流星群」 2016年



    放射点から離れた空で長く大きな流星が流れることもありますので、あまりペルセウス座の方角にこだわらず、お好きな領域を撮影しながら嬉しいゲスト(流星)が映り込む可能性に期待するのも楽しいでしょう。
    吉田隆行氏 「ペルセウス二重星団と流星」



    そして2021年の土星・木星は、やぎ座・みずがめ座周辺にあります。天体観測に興味があるけど、まずはお手軽に始めたいという方は、月や惑星の観望を楽しめる入門天体望遠鏡セットを手に入れて土星や木星の観測からスタートしてください。

    2019年のゴールデンウィークは天体観測の絶好機



    惑星を撮ってみよう 初めての望遠鏡購入ガイド

    人混みを避けて天体観測をお楽しみください!!




    輸入製品サポートチームによる Zoom講座 開催中!

    
KYOEIはZWO,QHYCCD,Lacerta他の輸入製品正規輸入代理店です
    
ZWO,QHYCCD,Lacerta他輸入製品サポートチームによる
Zoom講座 開催中! KYOEI Zoom講座 大好評開催中!


    協栄産業株式会社は、ZWO、QHYCCO、Lacertaなどの海外ブランドの正規輸入代理店です。
    輸入業務を担当するセクションはKYOEI東京店ショールーム近傍のビル内にあり様々な業務をこなしています。
    (メール・電話番号は今のところ東京店と共通のものを使用しており転送が可能です。)

    その業務内容は大別して以下の3つです。
    1. 入荷した製品の検品・日本語マニュアルの作成などの、「販売準備業務」
    2. ご使用方法のお問い合わせ対応や修理受付などの、「サポート業務」
    3. 最新機材の魅力やご利用方法をお伝えするなどの、「情報発信業務」

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    「情報発信」に関しては、昨今はオンラインでご参加いただける「Zoom講座」に特に注力しています!
    PCやスマホにインストールできるオンライン会議アプリ「Zoom」を利用して、ユーザー様と弊社のテクニカルスタッフが双方向に対話し、
    ご質問へのご回答や使い方のレクチャーをさせていただきます!

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    冬の観測ガイド

    冬の天体観測ガイド


    冬の夜空は1年を通して最も透明度に恵まれる時期にあたり、星雲星団など深宇宙の観測に大変適した季節です。低い気温も撮影派にとっては力強い味方です。デジタルカメラやCMOSカメラで撮影を行う際、星雲や星団の撮影には長時間の露出を行いますが、カメラは長時間露出すると発熱し、その熱の影響で画像のノイズが増大します。ところが冬は寒い外気がカメラの発熱を抑えてくれますので、夏に比べ、ノイズが少なくてクリアな画像を得やすいのです。

    銀河中心部を見せる荘厳な夏の天の川も素晴らしい眺めですが、天空をまたぐ淡い冬の天の川の美しさはこれも筆舌に尽くしがたく、その周辺には見ごたえのある星雲や星団が数多く存在します。


    星雲星団の楽しみ方は撮影が主流となりますが、大型の対空双眼鏡や双眼望遠鏡を用いれば二重星団やプレアデス星団、オリオン大星雲やアンドロメダ銀河など、眼視も十分に楽しむことができます。

    また月惑星に関しましては、冬の大気は乾燥しておりその面では有利なのですが、上空に強い風が吹く気圧配置となる日が多く、高倍率を必要とする月惑星観望に不利なシーイングになることが多いことも知っておきましょう。

    お好みの天体を、用途にあった機材を選択してして思う存分にお楽しみください!

    ステラナビゲーターVer.10で作成


    ヒント→ 上記星図は2月15日午後9時ものです。月と惑星以外のすべての星の位置は、日時が1か月進めば、観測時刻を2時間早めることでほぼ同じになります。  ◎恒星の位置 : 12月15日25時 ≒ 1月15日23時 ≒ 2月15日21時





    オリオン座の馬頭星雲からM42
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    大きい写真はコチラ 
    撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒フラットナーHDキットSXP赤道儀
    使用カメラ:Astro6D
    露出時間:300秒×16コマ
    撮影条件:RAWモード、ISO3200、M-genにて追尾撮影
    撮影機材:ビクセン FL55SS鏡筒フラットナーHDキットSWAT-350 V-spec
    使用カメラ:Astro6D
    露出時間:180秒露光×16枚
    撮影条件:SWAT-350 V-specにてノータッチ追尾
    ふたご座流星群 2018「熊野灘 と ふたご座の流れ星」
    大きい写真はコチラ 
    NGC2264、コーン星雲とFox Fur Nebula
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    撮影レンズ:シグマ 14mm F1.8 DG HSM レンズ、ソフトフォーカスフィルター使用
    使用カメラ:キヤノン EOS5D MarkII
    撮影条件:RAWモード、ISO5000、F2.0、60秒露光、流れ星が写った24枚を比較明合成 ポータブル赤道儀 SWAT-350にて追尾撮影
    画像処理ソフト:Photoshop CC 2017
    撮影場所: 三重県熊野市
    撮影機材:ミューロン250CRS(レデューサー使用)、ビクセンAXD赤道儀
    使用カメラ:Moravian Instruments G3-16200 冷却CCDカメラ Astronomik Type2C LRGBフィルター
    露出時間:L=15分×8フレーム、RGB=各10分×2フレーム (総露出時間:3時間)
    画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2015
    撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2018年撮影

    IC2177 かもめ星雲
    大きい写真はコチラ 
    撮影光学系:ビクセン VSD100 F3.8
    撮影カメラ:ニコンD810A 天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ
    赤道儀:ビクセンSXP赤道儀ステラショット1.5にて導入・オートガイド追尾
    カメラの設定:ホワイトバランスマニュアル、ISO1250、RAWモード
    露出時間:300秒×10コマ
    画像処理ソフト: ステライメージ7、PhotoshopCC 2015
    撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺、2016年撮影

    ハインドの変光星雲付近、NGC1555、Sh2-239
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    撮影光学系:ビクセン VSD100 F3.8
    撮影カメラ:キヤノン EOS6D(フィルター換装・冷却改造)
    赤道儀:ビクセン SXP赤道儀にて追尾
    カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO1600、RAWモード
     露出時間:300秒×32コマ
    画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2015
    撮影場所:岡山県備前市吉永町 八塔寺、2018年撮影

    難易度: 易 ★☆☆☆☆ 難易度: やや易 ★★☆☆☆
    難易度: 並 ★★★☆☆ 難易度: やや難 ★★★★☆ 難易度: 難 ★★★★★

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