春から初夏の観測ガイド

初夏の観測ガイド

春から初夏へと季節が進むこの時期には、天の川やその周辺に位置する星雲星団など、たくさんのメジャー天体を観測することができます。
気流の安定した夜が多くなりますので、高倍率に耐えるシーイングに恵まれ、コンディションが向上する季節でもあります。
天の川や惑星観望などに適していますので、初心者の方が天体観測に入門するのには最適な季節です。もちろん、中級者以上の方にも好条件であることに違いはありません。 この時期ならではの、おおぐま座やおとめ座の系外銀河など、難易度の高い対象にもぜひチャレンジしてみてください! 梅雨の合間の晴れ間には素晴らしいシーイングが現れたりします。チャンスを逃さないように!!

ステラナビゲーターVer.11で作成


初夏は南の地平線から東の空へと横たわる天の川が刻一刻と立ち昇ってくる迫力ある姿が見られる季節です。ステラナビゲータ11などのシミュレーションソフトがあれば、撮影計画を練って星景写真に挑戦することができます。
吉田隆行氏 「大台ケ原の天の川」 2017年 

天体写真家の吉田隆行氏は、標高1600メートルの大台ケ原を往復3時間歩いてこの作品を撮影しました。低空にかかった淡い雲海で下界と隔離された原野の風景が天の川の光によって映し出され、雄大な天の川銀河の姿と相まって荘厳な印象を与えています。
星景写真の撮影のためにトレッキングする場合、カメラや三脚といっしょに担いで歩けるポータブル赤道儀を使用します。撮影チャンスを確実のものにするためには、小さくても高精度で信頼性の高いポータブル赤道儀をご選択ください。


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そして2022年の土星はやぎ座周辺にあります。今年の惑星シーズンは夏からが本番となりますが、5月頃でも夜明け前の東の空には土星・火星・木星・金星が勢揃いするなど、春のうちから観測することができます。天体観測に興味があるけど、まずはお手軽に始めたいという方は、月や惑星の観望を楽しめる入門天体望遠鏡セットを手に入れて、土星の輪を自分の目で見てみることから挑戦してください。



惑星を撮ってみよう 初めての望遠鏡購入ガイド

人混みを避けて天体観測をお楽しみください!!




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